過去の自分に、そっと光を送る(第1話)

その後悔、誰のためのものですか?

こんにちは、我妻悠です。

 

ふとした瞬間に、

「あのとき、もっと喜んであげられたらよかった」
「あんなこと、言わなければよかったのに」

そんな思いが胸を締めつけることはありませんか?

何気ないひとこと、
疲れていたときにとった態度、
不安の中で精一杯だった自分の選択――

それを思い出しては、
「もっとこうすればよかった」と
自分を責め続けてしまう。

でも、よくよく見つめてみると、
それは「反省」ではなく「後悔」なのかもしれません。


◆「反省」と「後悔」は、似て非なるもの

反省とは、
「次はこうしよう」と気づきを得て、
自分をアップデートしていくこと。

けれど、後悔は、
「過去の自分を責めて、否定して、罪にする」ことです。

しかもこの“自分責め”は、気づかないうちに
とても強いエネルギーを生み出してしまう。

自分の内側に、
どんどん「私はダメだ」というセルフイメージを
刻み込んでしまうんです。


◆過去の自分に、怒り続けていませんか?

セッションで、ある方がこんな風におっしゃっていました。

「妊娠したことを喜んであげられなかったんです」
「守ってあげたかったのに、できなかった気がして…」
「あの時の子が、どう感じてたのかと思うと、苦しくてたまらないんです」

その言葉の裏には、
あの時の自分を、どこかで「許せていない」気持ちがありました。

でも私は、こうお伝えしました。

「過去のあなたは、精一杯だった。
あなた自身も守られたいほど、傷ついていた。
それでも、よく乗り越えてきましたね」

「責める代わりに、その人に“光”を送ってあげてください」

過去の自分に向かって
「どうしてあんなことをしたの?」と怒るのではなく、
「よくやってきたね」と寄り添う。

それが、“応援のエネルギー”というものなんです。


◆誰よりも先に、自分に優しくなる

私たちは、自分以外の誰かには優しくできても、
自分にはとても厳しいことが多いものです。

でも――
自分に優しくなれた時、
初めて他人の痛みにも、本当の意味で寄り添えるようになります。

だからこそ、まずは、
「後悔という名の怒り」を手放して、
その場所に、やわらかな光を注いであげてください。

 

 


あなたが責め続けてきたその“過去の自分”は、
本当は、今のあなたからの
「ただの抱きしめてほしい存在」なのかもしれません。

 

 

次回は、
「過去の自分に“応援のエネルギー”を送る」
というテーマで、
より具体的にその“光の送り方”についてお伝えします。

 

今日も、あなたがあなたに
やさしい眼差しを向けられますように。


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